フィンランドを代表する北欧食器ブランド「iittala (イッタラ)」の有名なフラワーベース(花瓶)を知っていますか?
今回はフィンランドの北欧食器【iittala (イッタラ)】・【ARABIA (アラビア)】の中でも人気の定番デザインをご紹介いたします。
素敵な食器で料理を華やかに、そしてお気に入りのマグでのんびり朝のコーヒーを一杯いかがでしょうか?お気に入りの食器でおやつのケーキをいただくのも良いですね!北欧食器好きには見ているだけでテンションが上がります。
コレクターが多いムーミンマグもぜひチェックしてみてください。
フィンランドが誇る北欧食器!2大ブランド!
フィンランドが誇る北欧食器と言えば【iittala (イッタラ)】と【ARABIA (アラビア)】が有名です。【iittala (イッタラ)】は主にガラス、【ARABIA (アラビア)】は主に陶器の食器を製造していて、それぞれ定番の名品があります。
【iittala (イッタラ)】と【ARABIA (アラビア)】
1990年、イッタラとアラビアは他のホームウェア・メーカーと共に「Hackmann (ハックマン)」に買収される。
2003年、「Hackmann (ハックマン)」は社名を【iittala (イッタラ)】に改称する。
2007年、イッタラ・アラビア共に「Fiskars (※フィスカース)」社の傘下に入る。
現在【iittala (イッタラ)】と【ARABIA (アラビア)】は同じ「Fiskars (フィスカース)」のグループ企業に入っています。「Fiskars (フィスカース)」にはその他にイギリスの陶器メーカー「Wedgwood (ウェッジウッド)」やデンマークの陶器メーカー「Royal Copenhagen (ロイヤルコペンハーゲン)」も入っています。
引用元:Wikipedia – フィスカース
iittala (イッタラ)
【iittala (イッタラ)】
⬇︎iittala (イッタラ)の公式サイトあります。
[Finland🇫🇮] https://www.iittala.com/fi/fi/home
[Japan🇯🇵] https://www.iittala.jp
1881年、フィンランドのイッタラ村のガラス工場から誕生したフィンランドを代表するガラスブランド。現在はガラス製品以外に陶器やフォーク・スプーンなどのカトラリー製品も製造している。ガラス製品では食器だけではなく、フラワーベース(花瓶)やキャンドルも手掛けています。
iittala (イッタラ)製品ではフィンランド人建築家のAlvar Aalto (アルヴァ・アアルト)が手掛けたフラワーベース(花瓶)が最も有名な名作です。
その後、iittala (イッタラ)の売却・合併・買収を経て、
2007年、イッタラ・アラビア共に「Fiskars (フィスカース)」社の傘下に入る。
iittala (イッタラ)の公式ロゴの頭文字「i」は小文字になっている。
★それでは、iittala (イッタラ)の主な定番デザインをご紹介いたします。
Alvar Aalto Kokoelma (アルヴァ・アアルト・コレクション)
<Alvar Aalto Kokoelma (アルヴァ・アアルト・コレクション)>
デザイナー:Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト) [1898年-1976年]
フィンランドを代表する建築家であり、デザイナーでもある。特にフィンランドの自然をモチーフにした特徴的なフォルムのフラワーベース(花瓶)が有名です。そのモチーフにした自然がフィンランドの湖の形とか、木の根元の断面図とか、時にはオーロラと言われたりと諸説あるようです。本当のところは分かりません。
Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト)のフラワーベースは通称:『アアルト・ベース』と言われている。
1932年に発表されたiittala (イッタラ)の定番商品にもなっている「Aino Aalto (アイノ・アアルト)」は女性デザイナーで、Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト)の最初の妻でもあります。こちらは湖に石を投げた時に広がる波紋をモチーフにしたガラス製品です。
⬇︎お花を飾らなくても何も入れなくても、フラワーベース(花瓶)だけ置いていても良い!アートになります。このフラワーベースは北欧食器・北欧デザイン好きなら知らない人はいないでしょう。
Teema (ティーマ)
<Teema (ティーマ)>
デザイナー:Kaj Frank (カイ・フランク) [1911年-1989年]
「フィンランドデザインの良心」と呼ばれる巨匠、1945年にARABIA (アラビア)社に入社し、後に同社でアートディレクターに就任。その後iittala (イッタラ)社でガラスデザイナーも務めました。
<Teema (ティーマ)>はシンプルかつ機能性を重視したデザインで料理を選ばず、使いやすい名品で【iittala (イッタラ)】から発売されています。この<Teema (ティーマ)>のベースとなったのがKaj Frank (カイ・フランク)が1953年に【ARABIA (アラビア)】から発表した「Kilta(キルタ)」シリーズです。
現在は【ARABIA (アラビア)】の「Kilta(キルタ)」から【iittala (イッタラ)】の<Teema (ティーマ)>に受け継がれ、時代が代わっても今もなお人気のロングセラーとなっています。
Kaj Frank (カイ・フランク)はTeema (ティーマ)以外にKartio (カルティオ)のガラスデザインも手掛けています。
⬇︎シンプルな1カラーで料理を選ばず使いやすい。
Origo (オリゴ)
<Origo (オリゴ)>
デザイナー:Alfredo Haberli (アルフレッド・ハベリ) [1964年- ]
2002年、<Origo (オリゴ)>でiFデザイン賞[インダストリーフォラムデザイン]を受賞しています。
色の効果もあってかぽってりとした印象の陶器です。一見すると使いにくそうな色合いですが、食卓では1カラーのTeema (ティーマ)やシンプルなガラス食器にワンポイントで<Origo (オリゴ)>を使うのがおすすめです。
⬇︎カラフルな色使いでボーダーのようにたくさんのカラーが重ねられています。ヨーグルトやスープ、茹で卵を入れる組み合わせもよく見かけますね。ちなみに写真の左端はTeema (ティーマ)です。※ 写真は動画の一部を切り取っているためブレていて見にくいです。すみません(^人^)
ARABIA (アラビア)
【ARABIA (アラビア)】
1873年にスウェーデンのロールストランド社がヘルシンキのアラビア地区で創業した陶器ブランド。当時はロシア向けの食器や陶器を製造する生産工場でしたが、1961年ロールストランド社から独立し、フィンランドの国民的陶器ブランドとなりました。
フィンランドの家庭では必ずと言っていいほど、ARABIA (アラビア)のコーヒーカップやお皿を持っているという国民的なブランドです。
その後、ARABIA (アラビア)の売却・買収を経て、
2007年、イッタラ・アラビア共に「Fiskars (フィスカース)」社の傘下に入る。
現在、ヘルシンキにある【Iittala & ARABIA Design Centre (イッタラ & アラビア・デザイン・センター)】は⬇︎ARABIA (アラビア)社の元直営工場です。
<参考記事>:品揃え『世界一』のショップで限定商品をGetしよう!
北欧デザインや北欧食器好きなら絶対行くべき観光スポット!【Iittala & ARABIA Design Centre (イッタラ & アラビア・デザイン・センター)】
★それでは、ARABIA (アラビア)の主な定番デザインをご紹介いたします。
Paratiisi (パラティッシ)
<Paratiisi (パラティッシ)>
デザイナー:Birger Kaipiainen (ビルガー・カイピアイネン) [1919年-1988年]
Paratiisi (パラティッシ)はフィンランド語で『パラダイス、楽園』という意味です。
果物や花がデザインされていて、カラーは[黄色×青]、[黄緑×紫]、[白×黒]があります。日本でも非常に人気がある[白×黒]はBlack Paratiisi (ブラック パラティッシ)、通称:『ブラパラ』と呼ばれています。
料理が入ってなくても豪華で食卓が華やかに見える器です。
⬇︎Pratiisi (パラティッシ)[黄色×青]
⬇︎Pratiisi (パラティッシ)[黄緑×紫]
⬇︎Black Pratiisi (ブラック パラティッシ) 通称:ブラパラ
Pratiisi (パラティッシ)は人気の柄で、料理の盛り付けが下手でも料理上手で美味しそうに見ます。色が綺麗で目立つのでスープのようなシンプルな料理でもおしゃれに見えます。
Moomin (ムーミン)
<Moomin (ムーミン)>
デザイナー:Tove Slotte (トーベ・スロッテ) [1957年- ]
フィンランドの作家「Tove Jansson (トーベ・ヤンソン)」が原作者の<Moomin (ムーミン)>はフィンランドだけではなく、今もなお世界中から愛されています。そんなフィンランドの国民的キャラクター<Moomin (ムーミン)>の原画に基づいてデザインを手掛けているのが、Tove Slotte (トーベ・スロッテ)です。
ムーミンのマグはこれまで80種類以上制作されており、コレクターも多くいます。ムーミンマグの季節限定商品も数多く出ており、今では手に入らないマグばかりです。数年後には数百万という高値が付き、ヴィンテージ品となっているものもあるようです。
⬇︎こちらは2019年夏限定のムーミンシリーズです。マグだけではなく、プレートも販売されています。
⬇︎ムーミンマグはとにかくたくさんあるので、1つに決めるのは大変です。
⬇︎ムーミンのガラスのコップもあります。夏用のグラスとして全種類集めたくなりますね!そして、棚の下段左端にはムーミンハウスのとんがり屋根が陶器の蓋になった1.0Lのピッチャーです。「Moomin house ピッチャー 1.0L」かわいいですね!マグの方のとんがり屋根は紙でできていました。( ^∀^)
まとめ
前回の記事同様に何枚かの投稿写真は動画の一部を画像にしているので、ブレが激しい写真があります。分かりにくい写真かと思いますが、何卒ご了承くださいませ。
今回ご紹介しきれなかった定番名品がまだ何個かありますので、私が収集している【iittala (イッタラ)】と【ARABIA (アラビア)】食器を利用してまたいつか記事でご紹介させていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。m(_ _)m
次回はフィンランドのアパレル企業で、日本にも店舗が多くある「Marimekko (マリメッコ)」をご紹介いたします。日本で買うより安く購入できるので、お土産さがしにもおすすめです!