海外旅行で図書館巡りしてみませんか?
私の印象では日本より海外の図書館は素晴らしい建築・設計が多いと思います。海外は敷地面積が広く、特徴的な設計や形状が多いからかもしれません。
今回は一度は行ってみたいと思わせるようなヘルシンキの新しいシンボルとも言われている市民図書館をご紹介いたします。日頃から日本でも建築巡りしている方・図書館好き、カメラ好きの方にもぜひ見て欲しい、カメラに収めて欲しい図書館です。
<参考記事>:🇹🇼台湾大学の図書館 | 巨大なキャンパスを見学できる【国立台湾大学 (國立臺灣大學)】レンタル自転車で施設や建築スポットを巡る旅!
IFLAで『Public Library of the Year』2019年の公共図書館賞を受賞!
【Oodi Helsingin keskustakirjasto (オーディ ヘルシンキ中央図書館)】は毎年開催されているIFLA (国際図書館連盟)の世界図書館情報会議で『Public Library of the Year』2019年度の公共図書館賞を受賞しています。
この受賞で一躍有名になったOodiへは図書館を利用するためではなく、素晴らしい建築を見るために訪問される観光客も多く、カメラ片手に写真を撮りに来られています。私もそのうちの1人です。横に長いので距離が離れていても建物全体をカメラで収めることができなかったので、スマホに広角レンズを取り付けて撮影しました。両サイドが若干湾曲してブレていますが、ご了承くださいませ。
Oodiは図書館だけではありません。図書館内にカフェスペースがあったり、会議室や勉強スペース、いろいろな用途で使える個室も充実しています。
【Oodi Helsingin keskustakirjasto (オーディ ヘルシンキ中央図書館)】
【Oodi Helsingin keskustakirjasto (オーディ ヘルシンキ中央図書館)】
↑公式サイトあります。
設計:ALA Architects (ALA アーキテクツ)
ALA Architectsは2005年にヘルシンキで設立された建築会社です。2013年、新しい公共図書館を設計する建築デザインコンペティションでALA Architectsが優勝し、2015年からOodiの建設が始まりました。
また、【Oodi Helsingin keskustakirjasto (オーディ ヘルシンキ図書館)】は毎年開催されているIFLA(国際図書館連盟)のWLIC(世界図書館情報会議)で2019年に『Public Library of the Year』公共図書館賞を受賞しました。
オーディ ヘルシンキ中央図書館は2018年12月5日にフィンランド独立100周年を記念して開設された市民図書館で、3階は全てガラス張り、外観は波のような形状の特徴的な建物です。
昨年2019年のOodiへの訪問者数は310万人だったそうで、当初の予想よりはるかに多い訪問者数でした。
3Fの図書館以外に2Fにはキッチンや3Dプリンターやスタジオ、会議室やPCが利用できる勉強スペースなど設備が充実しており、多くの方が利用されています。一部の設備や施設は事前予約が必要になります。
<フロアガイド>
Oodi公式サイトのフロアガイド:https://www.oodihelsinki.fi/en/services-and-facilities/facilities/
・1F・・・カフェ、映画館、展示スペース、多機能ホール、観光案内所
・2F・・・キッチンや3Dプリンター、PCや勉強スペース、会議室のようなサイレントルームやグループルーム、VRゲームが楽しめる個室、ワークショプやスタジオなど
・3F・・・図書館フロア、カフェ、キッズスペース
外観・3F図書館はガラス張り
⬇︎まずは外観ですが、上から見ると横に細長い建物です。この建物の中に図書館やカフェ、などの施設が入っています。上の白い部分はガラスで3F図書館内のカフェテラス席(バルコニー)があります。
<参考記事>:【Food & Co Oodi】カフェでおしゃべりするも良し、勉強や本を読むのも良し!
⬇︎1Fにカフェがありテラス席でゆっくり過ごしたり、テラス席の前の広場にはバスケットボールのコートがあるので、バスケを楽しんでいる人達を眺めたり、景色を眺めたり、地元の方の憩いの場にもなっているようです。
⬇︎ガラスと鉄、木材を使用して建てられていて、最上階の3F図書館 (写真では白い部分)は全面ガラス張りです。
⬇︎ガラスなのに透明では無い理由は図書スペース内に上から途中まで白いロールカーテンが下ろされていたり、一部 (特に上部から中部にかけて)点模様のような磨りガラスになっているためです。
⬇︎波のような特徴的な形状が木製で作られているということに驚きますね。
館内
⬇︎3Fの図書館です。3階は全て図書スペースになっており、カフェや下の写真のようなキッズ用の図書スペースや遊び場があります。家族連れでも安心して楽しめる場所です。
⬇︎仕切りがなく柱だけ、両端は床が少し高く湾曲しているような感じなので端から端まで見渡せます。端から写真を撮ると天井の歪な形がよく分かりますね。本当に不思議な形です。
⬇︎白で統一された本棚がきれいに並んでいます。今はほとんどの図書館にあると思いますが、Oodiにも本を検索できるタブレットがあります。
⬇︎椅子ではなく大きなクッションが床や階段に置いてあり、まるで自宅にいるかのようにリラックスして本が読める空間やPCスペースがあります。
⬇︎図書館内のカフェで軽食やケーキ、コーヒーを買ってテラス席(バルコニー)で多くの方が寛いでいらっしゃいました。全面ガラス張りなので中からでも景色は見れますが、一度テラス席に出て景色を堪能してみてください。晴れた日はとても気持ちが良いですよ。
⬇︎2FのPCスペースです。写真のようにガラス張りの部屋もありますが、ちゃんと壁で仕切られて中が見えないような部屋、全く仕切りがない通路にPCや勉強スペースがあったりと様々なスペースがあります。
⬇︎VRなどのゲームが楽しめる部屋です。
⬇︎建築好き、螺旋階段好きの方ならこの構図で撮りたくなりませんか?上からと下からとつい撮りたくなります。
スポット情報とGoogleマップ
【Oodi Helsingin keskustakirjasto (オーディ ヘルシンキ中央図書館)】
営業時間:月〜金曜 8:00〜22:00、土〜日曜 10:00〜20:00
休日:無休
料金:無料
電話番号(TEL):09-3108-5000
住所(Address):Töölönlahdenkatu 4, 00100 Helsinki, Finland
交通:<電車> Helsingin päärautatieasema (ヘルシンキ中央駅)下車、徒歩約5分
<Metro/地下鉄> Rautatientori駅下車、徒歩約5分
◆ Google マップ
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はヘルシンキの新しいシンボルとも言われている【Oodi Helsingin keskustakirjasto (オーディ ヘルシンキ中央図書館)】をご紹介いたしました。海外の図書館は素晴らしい建築が多いですよね。建築好きの方なら一度は行ってみたいと思う特徴的なインパクトのある図書館なのではないでしょうか。
ヘルシンキ旅行ではぜひ行って見て欲しい建築物です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。m(_ _)m
次回は【Oodi Helsingin keskustakirjasto (オーディ ヘルシンキ中央図書館)】内にあるカフェ・レストラン【Food & Co. Oodi】をご紹介いたします。