「親指」は英語でなんと言うでしょう ?
入国審査の際、いくつかの質問以外に「指紋と写真」を撮られる場合がありますので、その際の審査官からの指示をまとめました。
(手の)親指の発音も難しいので練習してみてください。
また、前回ご紹介できなかったその他の質問もいくつかご紹介いたします。
<参考>前回の記事:空港の入国審査で予想される質問と返答「旅の目的はなんですか?」を英語で聞き取れますか?もチェックしてみてください。
入国審査で指紋と顔写真を撮るときの指示
毎回ではないですが、グアムに行ったときは「指紋と顔写真」を撮られました。質問だけで終わる場合もあります。審査官と会話をするわけではないですが、何を言っているのかを分かるようにしておくといいでしょう。審査官によってはジェスチャーで指示してくれる方もいらっしゃいます。
※ 私の場合は右手の指紋でしたが、もしかしたら左手の場合があるかもしれません。
審査官:右の親指を画面の上に置いてください。
✔️ Put your right thumb on the screen.
※ “thumb” の発音は難しいので<Vocabulary-1>で確認してみてください。
審査官:右の指4本を画面の上に置いてください。
✔️ Put your right four fingers on the screen.
<Vocabulary-1>
put → 置く
thumb → (手の)親指 【発音記号】: [θʌ́m]
※ 日本語だと「サム」に近い発音です。
※ [θ]は上の前歯の先に舌を軽く当て、強い息を通して「スー」という音を出してから、次の音[ʌ́]に移り舌を引き離すまで音を出し続ける。舌から離れるときも息を出し続けます(舌を離しながら音を出す)。
※ 舌は噛むのではなく、軽く当てる(触れる)。
顔写真を撮るときの指示
審査官:カメラを見てください。
✔️ Look at the camera.
審査官:帽子を脱いでください。
※ 帽子やサングラス以外に乾燥対策などの理由でマスクをされている場合も入国審査の際は、必ず外してください!
✔️ Take off your hat.
✔️ Take off your sunglasses.
サングラスを外してください。
<Vocabulary-2>
look at 〜 → ~を見る、眺める
take off → 離陸する、〜(衣類など)を脱ぐ
目的地を聞かれることがある。
特にトランジット(乗り換え)の際に聞かれる可能性があります。
審査官:最終目的地はどこですか ?
Where 〜 ?から始まったら、「どこに」場所を聞かれていると思ってください。
✔️ Where’s your final destination ?
✔️ Where are you going ?
どこに行きますか ?
※ 後ろに “to be staying” を付けると「どこに滞在(宿泊)しますか ?」という意味になります。
<参考記事>
【2.3. 審査官:どこに滞在されますか?】もチェックしてみてください。
返答:ニューヨークです。
✔️ New York.
※ 目的地の都市や地名を答える。
<Vocabulary-3>
final destination → 最終目的地、最終点
destination → 目的地、行き先、到着地
【発音記号】: [dèstənéiʃən]
帰りの航空券を持っているか聞かれることがある。
あまり聞かれることはないと思いますが、私はフィンランドに行ったときに聞かれました。予想していなかった質問なので、ちょっと焦りました。私の場合は航空券はネットで取っていて、印刷(紙ベース)した航空券を用意していなかったので、スマホで航空券(e-ticket)の画面を開き、審査官に見せました。
ホテル宿泊ではなく、友人宅に宿泊だったから怪しまれたのかな?理由は分かりませんが、男性の審査官がちょっと怖かったです。
審査官:帰りの航空券はありますか ?
✔️ Do you have a return ticket ?
審査官:帰りの航空券を見せてください。
✔️ Can I see your return ticket ?
<Vocabulary-4>
return ticket → 帰りの航空券
海外出張の場合、どんな仕事なのか答えれるようにしておきましょう !
仕事で海外に行かれる場合は「どんな仕事なのか ?」「どんな会社なのか ?」など仕事や会社の情報を聞かれます。簡単でいいので答えれるようにしておきましょう。
また、返答が難しい場合は名刺(できれば英語で記載されている)を渡して、審査官に確認してもらうのが良いです。
審査官:旅(入国)の目的はなんですか ?
✔️ What’s the purpose of your visit ?
返答:仕事のためです。
✔️ For business.
✔️ I’m here on business.
審査官:どの会社で働いていますか ?
✔️ What company do you work for ?
※ 会社の名刺を渡すのもいいでしょう。
✔️ Who do you work for ?
どちらにお勤めですか ?
※ この場合”Where”でも”What”でもなく、”Who”です。
審査官:会社の名前はなんですか ?
✔️ What’s the name of the company ?
※ 会社名を伝えるだけでいいです。
審査官:どんな仕事をされていますか ?/ 職業はなんですか ?
✔️ What do you do ?
返答:日本の家具会社のマーケティング部長です。
✔️ I’m the marketing director for a Japanese furniture firm.
<Vocabulary-5>
purpose of 〜 → 〜の目的
company → 会社
work for → 勤めている、職についている、働く、(人に)仕える
director → ディレクター、指導者、責任者、監督、取締役
marketing director → マーケティング部長、マーケティングディレクター
firm → (名詞)会社、事務所 (形容詞)硬い、身が引き締まった、断固とした
まとめ
今回の審査官からの質問については、入国審査ではあまり聞かれることがない質問かもしれませんが、海外出発直前にさらっとチェックしておきましょう。「指紋と顔写真」は撮られる可能性があるということだけ知っておいて欲しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
次回は航空券の座席指定をしたいときに使える表現をご紹介いたします。